はたまた、続けざまに科学ネタ。
細胞分裂の綺麗な画像が撮れて大満足・・・
かなり良い気になって、さらに上を?
次は減数分裂が見られないかと思い立った。
減数分裂は資料集の図では見たことがあったものの本物はまだ見たことがない。
まあ、減数分裂は簡単に終わってしまう部分でもあるので、今までも軽く説明して終わりにしていた。
そのため、自分で見てみようと考えた事がなかった。
いくらか調べてみると、簡単に見られそうな方法を見つけた。
割と簡単に見えるんだ・・・

ムラサキツユクサのつぼみのおしべからこの減数分裂を見ることができるとのこと。
まずはこちらの高校の先生のHP「いきもの」
なるほど~、こういう風にすると見られるのか。
しかしつぼみをとったあとどういうふうにおしべを取り出したらいいのかな・・・
そこで、もう1つこのページも参考にした。
このページでは動画でおしべのやくの部分の取り出し方が見られるので良く分かった。

さらに様々調べていくと、花粉が出来上がってしまってからではこの減数分裂は見られないので、とにかく若いつぼみから採取しなくてはならないこともわかった。
ムラサキツユクサのつぼみで目で見えている部分ではもう花粉ができあがっているため減数分裂は見ることが出来ない。
沢山付いているつぼみの下の方、葉でかくれているあたりで、大きさは2~4mmくらいのものがいいようだ。

とりあえず、つぼみを採取して分解、おしべの部分を押しつぶして、そのまま染色液をつけるとどうやら見られるかも・・・と自分で勝手に解釈してとりあえずやってみることにした。
おしべの部分の取り出し方は先の動画のように。
その後は「いきもの」さんの方法で。
染色液が染まりにくいとのことも書いてあったページがあったので、5分くらい染色させてみた。
染色液も酢酸カーミンしかなかったので、それで代用。たいていの場合酢酸オルセイン液を使っているようだったが。
その結果・・・

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多少染まり具合が良くなかったものの、はじめに見たつぼみは減数分裂の第1回目後半。
2つの細胞に分かれたところのようだ。
とりあえず見えた~。しかし・・・
やっぱり、4つの細胞が出来ているところが見たい!!
そこで、もう1度いくつかの小さなつぼみで試料を作ってみた。
その中の1つに・・・

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ありました~!
2回目終盤、4つにわかれているのが。
染色体の出ているものは残念ながら見られなかったものの、はじめて本物の減数分裂の様子を見ることが出来た。
うわ~、感動!
この分裂の間に染色体の数が減っていくのね~。

やっぱり本物は良いなあ。