職場で使うためにデジカメで写真を撮った。
なんて事のないことかも・・・ でも撮ったのは、タマネギの根。
そう、なんと懐かし(?)の体細胞分裂の画像。
以前から顕微鏡の写真を簡単に撮れないかと思っていた。
顕微鏡写真を撮るためのアダプターなども販売されているが、これは結構なお値段である。
しかし、同業者のお話を聞いたときに、「コンパクトのデジカメで簡単に撮れるよ」とおっしゃっていたのを思い出し、今回体細胞分裂の画像を撮ってみようと試みた。
いくら私が、理科系に偏っていると言っても生物や細胞系の事が専門でないので、タマネギの根の体細胞分裂は今の仕事に就いてから初めて自分の目で観察するようになった。
それまでは、教科書の図を見て単純に暗記。テストにも出るからね。
しかし、なかなか教科書のような染色体が見えているものを見つけるのが大変である。今回は写真を撮るために、色々試しているうちに、上手に見えるコツのようなものもつかめた。
まずはタマネギの根の先端部分を切り取る。このとき、よく見ると先が色の変わっているところがあるのがわかる。ここをねらって1cmくらい切り取る。そのまま、薄い塩酸に10分くらいつけてしまう。教科書を読むと60℃くらいの塩酸に・・・と書かれているが、塩酸をあたためなくても塩酸につける時間を少し長くすれば大丈夫だった。これで実験の一手間が解消される。塩酸につける時間が長くなると、染色されにくいとも聞いたが、これも特に問題なかった。
塩酸を軽く洗い流す。
このときにピンセットなどでつまむと、根が折れてしまうくらいになっていればばっちり。
このあと、染色液につける。普段はスポイトでぽたっと1・2滴垂らすのだが、このときは染まり具合が心配だったので、ペトリ皿に多めに入れた染色液の中にいれて置いた。これも少し放置。その方が染まりやすい。
スライドガラスに染色した根を乗せ、よく見ると一部が濃く染まっている。ここが分裂を起こしているところ。この部分をねらって、柄付き針やピンセットでつっつく。ぐちゃぐちゃになるまで。
最後にカバーガラスをかける。カバーガラスをかける前に、念のためもう1度染色液をスポイトで1滴。それから、カバーガラスを乗せ、教科書にも出ているように上から押しつぶして、完成。
顕微鏡をのぞくと、こんな感じのものが見えた。
染色体が見えている細胞がいくつか観察できる。
残念ながら、カメラの用意の関係で、撮影したものはプレパラートを作って翌日だったため、空気が入ってしまっている。
私の普段愛用しているコンパクトデジカメではレンズの口径が大きすぎて顕微鏡写真をとれなかったためだ。他のカメラの用意をするために作ったその場で写せなかったわけ。
カバーガラスを簡易的にマニキュアで閉じておいたが、それでも、乾燥してしまうようだ。
初めて撮ったので、専門的な方はいろいろおっしゃりたいことはたくさんあるだろうが、しろうとの私としてはかなりの満足度。結構はまる。
もうちょっときれいな画像をまた撮りたい。
根が伸びてこないことには撮影ができないので、今は一時中断中。
次が楽しみだな。
ちなみに撮影するにあたってトーアメディカル株式会社のHPを参考にさせていただいた。
なんて事のないことかも・・・ でも撮ったのは、タマネギの根。
そう、なんと懐かし(?)の体細胞分裂の画像。
以前から顕微鏡の写真を簡単に撮れないかと思っていた。
顕微鏡写真を撮るためのアダプターなども販売されているが、これは結構なお値段である。
しかし、同業者のお話を聞いたときに、「コンパクトのデジカメで簡単に撮れるよ」とおっしゃっていたのを思い出し、今回体細胞分裂の画像を撮ってみようと試みた。
いくら私が、理科系に偏っていると言っても生物や細胞系の事が専門でないので、タマネギの根の体細胞分裂は今の仕事に就いてから初めて自分の目で観察するようになった。
それまでは、教科書の図を見て単純に暗記。テストにも出るからね。
しかし、なかなか教科書のような染色体が見えているものを見つけるのが大変である。今回は写真を撮るために、色々試しているうちに、上手に見えるコツのようなものもつかめた。
まずはタマネギの根の先端部分を切り取る。このとき、よく見ると先が色の変わっているところがあるのがわかる。ここをねらって1cmくらい切り取る。そのまま、薄い塩酸に10分くらいつけてしまう。教科書を読むと60℃くらいの塩酸に・・・と書かれているが、塩酸をあたためなくても塩酸につける時間を少し長くすれば大丈夫だった。これで実験の一手間が解消される。塩酸につける時間が長くなると、染色されにくいとも聞いたが、これも特に問題なかった。
塩酸を軽く洗い流す。
このときにピンセットなどでつまむと、根が折れてしまうくらいになっていればばっちり。
このあと、染色液につける。普段はスポイトでぽたっと1・2滴垂らすのだが、このときは染まり具合が心配だったので、ペトリ皿に多めに入れた染色液の中にいれて置いた。これも少し放置。その方が染まりやすい。
スライドガラスに染色した根を乗せ、よく見ると一部が濃く染まっている。ここが分裂を起こしているところ。この部分をねらって、柄付き針やピンセットでつっつく。ぐちゃぐちゃになるまで。
最後にカバーガラスをかける。カバーガラスをかける前に、念のためもう1度染色液をスポイトで1滴。それから、カバーガラスを乗せ、教科書にも出ているように上から押しつぶして、完成。
顕微鏡をのぞくと、こんな感じのものが見えた。
染色体が見えている細胞がいくつか観察できる。
残念ながら、カメラの用意の関係で、撮影したものはプレパラートを作って翌日だったため、空気が入ってしまっている。
私の普段愛用しているコンパクトデジカメではレンズの口径が大きすぎて顕微鏡写真をとれなかったためだ。他のカメラの用意をするために作ったその場で写せなかったわけ。
カバーガラスを簡易的にマニキュアで閉じておいたが、それでも、乾燥してしまうようだ。
初めて撮ったので、専門的な方はいろいろおっしゃりたいことはたくさんあるだろうが、しろうとの私としてはかなりの満足度。結構はまる。
もうちょっときれいな画像をまた撮りたい。
根が伸びてこないことには撮影ができないので、今は一時中断中。
次が楽しみだな。
ちなみに撮影するにあたってトーアメディカル株式会社のHPを参考にさせていただいた。
コメント
コメント一覧 (2)
小学校ではあまり顕微鏡を使うことがないと思いますが、ぜひ、お試し下さい。
カメラを接眼レンズ(のぞくところ)に少しずつ近づけ、画面全体にレンズの中の光が入るようなところでピント合わせをしていくとこのくらいのものは誰でもとれるようですよ。
マクロモードでなくても大丈夫なようですが、たぶん、一番大きく撮ったやつはマクロモードだったかな・・・ でも、ピントが甘いですよね。まあ、このくらいでも見るに堪えるくらいですけど。
なんかこんなのがとれるとはまりますよ~
専門的な写真になっていますね~。
いろいろ試してみて分かることって多いですものね。顕微鏡写真を個人が普通に持っているデジカメで撮れるとは驚きでした。理科の資料集みたいな写真ができちゃうんですねぇ。